1. 鉱物学的な特性
ルビーはコランダムの一種で、鮮やかな赤色が特徴です。
この赤色はクロムの存在により生じます。
モース硬度は9で、ダイヤモンドに次いで硬い石として知られています。
この高い硬度により、ルビーは日常のアクセサリーとしても適していますが、強い衝撃を避ける取り扱いが必要です。
2. 名前の由来
ルビーの名前はラテン語の “ruber” から来ており、これは「赤い」を意味します。
和名は「紅玉」こうぎょく。
3. パワーストーンとしての効果
情熱とエネルギー
ルビーは持ち主に情熱とエネルギーをもたらすとされ、新しいプロジェクトや挑戦を始める際の動力として効果的です。
恋愛の情熱と保護
ルビーは、愛を深化させ、関係を守る力を持つとされています。その燃えるような赤は、情熱的な恋の炎を表現しています。
災いを避ける守護石
古代からルビーは保護の石として知られ、邪悪なエネルギーや災難から身を守るアイテムとして使用されてきました。
4. チャクラとの関係
ルビーは、特にルートチャクラ(第1チャクラ)に関連し、基盤となるエネルギーや安定感を強化するとされています。
5. おすすめの人
- 情熱やエネルギーを必要とする人
- 恋愛の安定を求める人
- 恋愛の情熱を再燃させたい人
- 災いからの保護を求める人
- 地に足をつけて、安定感や生命力を増強したい人
6. 主な産地
- ミャンマー (ビルマ)
最も高品質なルビーが産出されることで知られる国。
ミャンマーの「モゴック」という地域は、「ピジョンブラッド(鳩の血)」といわれる最高の色合いをしたルビーの主要な産地です。 - タイ
タイ産のルビーは濃い茶色がかった赤色が特徴。 - スリランカ
明るいピンクから深い赤色のルビーが産出される。
透明度が高く、美しい石が多いことで知られています。 - タンザニア
ウィンザー鉱山から採れるルビーは、ウィンザルビーとして有名。
ウィンザルビーは、その鮮やかな赤色と透明度で知られています。 - マダガスカル
1990年代からルビーの産出が増え始め、高品質なルビーが多数見つかっている。
色のバリエーションも豊富で、高透明度のものから濃い色のものまで幅広く産出されています。 - ベトナム
明るい赤色からピンク色の高品質なルビーの産地として知られています。
7. エピソード
ルビーと占星術
西洋の占星術では、ルビーは射手座の守護石とされ、持ち主に幸運をもたらすと信じられています。