古事記

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第5回 誓約と天岩屋戸 ースサノオの振る舞いー

統治の分担とスサノオの追放 伊邪那岐命は禊の最後に生まれた三柱の貴き神々を見て、大いに喜びました。そして、首にかけていた御頸珠(みくびたま:玉の首飾り)を取って天照大御神に授け、「汝は高天原(たかまのはら)を治めよ」と命じま...
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第4回 黄泉の国と禊 ― 三貴子の誕生

最愛の妻・イザナミを失ったイザナギは、その死を受け入れることができませんでした。深い悲しみの中で彼は、あろうことか死者の国・黄泉(よみ)へと足を踏み入れます。亡き妻にもう一度会い、連れ帰ろうとしたのです。 この章では、死の国...
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第3回 自然を司る神々の誕生 ― 神生みの物語

国生みを終えた伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)は、さらに多くの神々を産み出します。これが「神生み」と呼ばれる段階です。 備考 神々の名称を〇〇神(〇〇のかみ)と表記する場合と〇〇命(〇〇のみこと...
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第2回 イザナギとイザナミ ― 国生みの物語

前回、混沌とした世界から高天原(たかまがはら)が生まれ、最初の神々が現れました。今回は、ついに「国づくり」が本格的に始まる場面です。登場するのは、男女一対の神――イザナギとイザナミ。ここから、日本列島を生み出す壮大なドラマが始まり...
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第1回 天地開闢 ― 世界のはじまり

はじめに 『古事記』は日本最古の歴史書・神話書のひとつで、712年(和銅5年)に完成しました。稗田阿礼(ひえだのあれい)が暗唱していた神話・伝承などを、太安万侶(おおのやすまろ)が筆録しまとめたとされています。 内容は...
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