1. 鉱物的観点
サンストーンは、長石のグループに属する鉱物で、オレンジ、赤、ピンク、茶色などの色調を示します。
アベンチュレッセンスと呼ばれるキラキラした輝きを持つのが特徴で、これは鉱物内部に含まれる微細な反射性の鉱物片（主に銅、ヘマタイト、ゲーサイト、またはレピドクロサイト）によって生じます。
この特有の性質を持つ長石という意味から ”アベンチュリンフェルドスパー” と呼ばれることもあります。
モース硬度：6〜6.5
比重：2.62〜2.67
2. 名前の由来
「サンストーン」という名前は、その輝きが太陽を連想させることから来ています。
また、ギリシャ語で「太陽の石」を意味する「ヘリオライト」という別名もあります。
和名は「日長石」にっちょうせき
3. パワーストーン的な考察
活力を与えるエネルギー
降り注ぐ太陽の光のように、生きる力と心の豊かさをもたらし、明るい未来をサポートすると考えられています。
- 自己肯定感を高める
劣等感を取り除き、ポジティブな感情を引き出す。 - 自己発見を促進する
自分自身の潜在能力に気づき、それを最大限に活用する手助けをする。 - リーダーシップの資質が向上する
自信と積極性が高まり、決意を強化することで、周囲からの信頼を集め、影響力を発揮する。
4. チャクラとの関係
サンストーンは主に第2チャクラに影響を与え、持ち主の意欲と情熱を刺激するとされています。
また、第3チャクラにも作用し、自己表現とリーダーシップの能力を強化します。
- 第2チャクラ：
感情、性的エネルギー、創造性の中心とされています。
サンストーンはこのチャクラを活性化させることで、情熱的で創造的なエネルギーを解放し、感情的なコミュニケーションを促進すると云われています。
また、このチャクラのバランスが整うことで、感情の安定と対人関係の向上が期待できます。 - 第3チャクラ：
自己認識、自己価値、自信と関連が深いチャクラです。
サンストーンはこのチャクラを強化し、個人の内なる力を引き出すことで自信を促進し、目標達成に向けた意欲を高める効果があるとされています。
このチャクラが活性化されると、個人は自己主張が強くなり、リーダーシップ能力が向上します。
5. おすすめの人
- コンプレックスによって前に進めない人
- 自信が無くて積極的になれない人
- リーダー的な役割が求められる人
- 意欲的な人生を歩みたい人
6. 主な産地
- インド
- アメリカ合衆国 （オレゴン州）：
「オレゴンサンストーン」として知られています。 - ノルウェー
- カナダ
- ロシア
- タンザニア
7. エピソード
バイキングのナビゲーションツール
古代バイキングによって航海中の方位磁針として利用されたという伝説があります。
彼らは、曇り空の下でも太陽の位置を特定するためにサンストーンを使用していたと云われています。
オレゴン州の公式ジェムストーン
アメリカのオレゴン州では、1987年にサンストーンが公式の州宝石に指定されました。
この措置は、地元で産出されるサンストーンを称え、またその美しさと地域経済への貢献を認識するためのものでした。
オレゴンサンストーンは特にその色の豊富さと品質の高さで人気があります。
