貔貅(ヒキュウ)

特徴

ヒキュウは、龍、鳳凰、麒麟、亀にならぶ瑞獣(ずいじゅう)として扱われています。


”瑞獣” とは、中国の伝説や神話に登場する吉祥を象徴する聖獣の総称です。


その容姿は『尾を巻いていて、目が突き出ており、角がある』などと表現されています。


期待される効果

ヒキュウは財運、特に「偏財運(へんざいうん)」を高める風水アイテムとして知られています。


偏財運とは、予期せぬ収入や一時的な収益、例えばギャンブルや投資からの利益など、

労働によらないで得られる財のことを指します。


これに対して、安定した労働や事業から得られる定期的な収入、

つまり給料やビジネス収益など、コツコツと働いて得る財を「正財運(せいざいうん)」といいます。


正財運を高める龍亀(ロングイ)を一緒に置くことで、

お互いの強みを補い合い、金運・財運を全方位から高めることができるとされています。



また、ヒキュウには(オス)と(メス)がいて、

翼を持つのが雄で、翼を持たないのが雌といわれています。

雄(オス)

雌(メス)

一般的に、オスは財運、特に外からの財を呼び込む力が強いとされ、

メスは蓄財運、つまり財を保持し続ける力が強いといわれています。


財運と蓄財運をバランス良く高めるために、オスとメスのペアで持つことが推奨されています。


もし片方だけならば、メスを最初に選んだほうが良いようです。



ヒキュウが蓄財の象徴とされている由縁は、

金銀財宝を食べ、お尻の穴がないために財を溜め込むという伝説によります。



置き場所

ヒキュウを置く最適な場所は、

家やオフィスの玄関や金銭を扱う場所(例えば、金庫やレジの上)など、財運を招き入れたいと考えるエリアです。

神棚や財布の近くに置いても良いです。


オスとメスをペアで置く場合は、正面から見て左にオスを、右にメスを配置します。


頭部は、外からの財を家に呼び込む意味からも、

玄関の方向に向けて置くことが重要であるといわれています。


また、古銭や元宝(げんぽう)を下に敷き詰めたりすると、財運をさらに高めるとされています。


その他の特徴

ヒキュウは眠たがりだといわれ、そのために貔貅専用の目覚ましとして牛鈴(ぎゅうりん)が使われます。

赤い紐でこの鈴をヒキュウの首にかけ、ときどき鳴らして起こしてあげると、

招財の効果が活性化されるとされています。



ヒキュウは、可愛がり愛情を注ぐほど持ち主のために力を尽くしてくれるといわれています。






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