1.鉱物的観点
アマゾナイトは、ムーンストーンなどと同じ長石グループで、
- 翡翠のような青緑色をしたもの
- トルコ石に似た空青色をしたもの
があります。
その鮮やかな色合いは、鉱物中に含まれる微量の鉛イオンによるものです。
モース硬度:6〜6.5
比重:2.56~2.58
2.名前の由来
アマゾナイトの名前は、南アメリカのアマゾン川に由来しています。
しかし実際は、アマゾン川流域ではアマゾナイトの鉱脈は発見されていません。
この名前は、この鉱物が最初に発見された場所の誤解からつけられました。
和名は「天河石」てんがせき
3.パワーストーン的な考察
「希望の石」ホープストーン
アマゾナイトは非常に明るいエネルギーを持ち、「希望の石」と呼ばれています。
- ストレスを和らげ、心の平和をもたらすことから、持ち主にポジティブな展望を促し、未来への希望と自信を与える。
- 特に、新しい始まりや大きな変化の時期にある人々にとって、恐れや不安を克服し、目標に向かって前進するための精神的なサポートをする。
- ネガティブなエネルギーや環境のストレスから保護し、空間を浄化する石としても使用されることがある。
思考の明晰化
心を落ち着かせることにより、思考が整理され、インスピレーションを促します。
- ひらめきや直感力が増し、創造的なアイデアや解決策を引き出すのに役立つ。
4.チャクラとの関係
アマゾナイトは第4チャクラ(ハートチャクラ)と第5チャクラ(喉のチャクラ)に対応していると云われています。
色味の違いによって、強く影響を与えるチャクラが異なります。
- 第4チャクラ:緑色が強め
感情的なバランスを取り戻し、内面の平和を促進します。
また、自己愛や他者への深い共感を強化し、人間関係においてポジティブな感情を育むのに役立ちます。 - 第5チャクラ:青色が強め
言葉や感情を自由に表現する力を強化し、他人との意思疎通をスムーズにするなどコミュニケーション能力を高める。
5.おすすめの人
- 物事をネガティブに考えがちな人
- ストレスを抱え込みやすい人
- 夢や目標を叶えたい人
- 自分の可能性と能力を引き出したい人
- 自己表現がうまくできない人
6.主な産地
- ロシア: 白いマーブル模様が入ったものは「ロシアンアマゾナイト」と呼ばれます。
- ペルー:日本ではペルー産のアマゾナイトが高品質として人気があります。
- アメリカ: コロラド州
- ブラジル
- マダガスカル
- エチオピア
- ナミビア
7.エピソード
古代エジプト
古代エジプトでは、アマゾナイトを装飾品や宝石として用いていたことが知られています。
ツタンカーメン王の墓からはアマゾナイトを使用した装飾品が発見されており、この石が高く評価されていた証拠となっています。
ギリシャ神話
ギリシャ神話に登場するアマゾネス(女戦士たち)が、盾や武器にアマゾナイトを使用していたという伝説があります。
彼女たちはこの石を通じて、戦いの中で保護と強さを得たとされています。