
1. 鉱物的観点
アクアマリンは、ベリルという鉱物の一種で、エメラルドと同じ鉱物ファミリーに属しています。
ベリル系のなかで、薄いグリーンから水色のものを指します。
硬度が高いため、ジュエリーに用いられることが多く、その鮮やかな色合いは、心の平穏や冷静さを象徴します。
モース硬度:7.5〜8
2. 名前の由来
アクアマリンはその名のとおり海と深く関連していて、ラテン語で「海の水」を意味しています。
海や水の精霊と調和するパワーを持つとされ、古代から船乗りの守り石とされてきました。
和名は「藍玉」らんぎょく。
3. パワーストーン的な考察
メンタルの浄化を促し、滞りを無くす
- 水のように「流す」エネルギー
- マイナスな感情を溜め込まないように洗い流す
➡︎感情の衝突を避け、円滑なコミュニケーションが築ける - 固定観念や思い込みを流し去る
➡︎変化に対して柔軟に対応できる
- マイナスな感情を溜め込まないように洗い流す
- 広い海のような「癒し」のエネルギー
- 心に落ち着きと余裕をもたらす
- 心に落ち着きと余裕をもたらす
- 「女性性」を高めるエネルギー
- 周囲への優しさ、思いやり、心配り
- 周囲への優しさ、思いやり、心配り
4. チャクラとの関係
アクアマリンは喉のチャクラ(第5チャクラ)に関連付けられており、言葉による表現やコミュニケーション能力を高めるとされています。
自分自身の真実を語る勇気を引き出し、他者とのクリアなコミュニケーションをサポートします。
5. おすすめな人
- 水に関わる仕事をしている人
- 感情的なストレスを溜め込みやすい人
- コミュニケーションが苦手な人
- 他人に優しくなりたい人
- 心に余裕を持ちたい人
6. 主な産地
- ブラジル: アクアマリンの主要な産地であり、大量に産出されるだけでなく、高品質のものも多く見られます。特にミナスジェライス州は有名です。
世界最大のカットされたアクアマリン「ドム・ペドロ」や巨大結晶「マーサ・ロチャ」はブラジル産です。 - パキスタン: パキスタン北部の山岳地帯、特にシラキ地域では美しいアクアマリンが採掘されます。
- ナミビア: アフリカのナミビアでもアクアマリンが産出され、特にエロンゴ地方で採掘されます。
- ロシア: ウラル山脈の地域はアクアマリンの産地として知られています。
7. エピソード
マーメイドの涙
伝説によれば、マーメイドは海の底でアクアマリンを宝物として保管していたと言われています。
また、マーメイドが人間の世界や恋を思って流した涙がアクアマリンになったとも伝えられています。
航海者や漁師が海でアクアマリンを見つけると、それはマーメイドの涙であり、持つ者に愛と幸運をもたらすと信じられていました。
治癒の力
アクアマリンは、その美しい青色が持つ冷却効果から、古代のヒーラーや医者に治療の石として使用されることが多かったです。
特に、胸の病や呼吸器の問題を和らげるためのお守りとして用いられたり、目の疲れや視力の問題を治す特効薬として使われたとも伝えられています。